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風見が謝ったのは隊長の事で…
「右京さまと真白さまのお好きな物を伺っても宜しいですか?」
右京「……………卵。」
真白「僕も卵大好きなのです…!」
「お二人とも同じなのですね…!では今度卵料理をお作りいたします!」
真白と右京を囲むように、大量の生徒が嬉しそうに話している。
風見「真白様の親衛隊のお話になりまして…それからズルズルと質問大会のようになってしまいまして…」
必死に説明する風見に、ははぁ…と生徒会と風紀の面々がため息を吐いた。
朱里「どうせ俺たちが来るから任せる事にでもしたんだろう。」
面倒くさがりな右京ならやりかねない…
そう思って紫桃が言うと、
風見「すごいです!紫桃さま…!何故右京様が仰ったことがお分かりに…?」
どうやら予想通りだったみたいだ。
陽斗「もーーちょっと右京!!」
もう一度ため息を吐くのを我慢し、陽斗はズカズカと生徒を掻き分けて真ん中にいる右京の元へ行った。
右京「やっと来たか。」
陽斗「やっと来たか。じゃないよぉー!」
睨む陽斗に悪びれる様子など全く見せず、
右京はそのまま親衛隊に目配せし、席に座らせた。
ちゃっかり目配せだけで動いてもらえるようにしちゃって…
真白くんまでお行儀よく座っちゃってるし…!
2度までじゃなく、なんどもため息を吐きたくなった陽斗だったが、
右京だから…仕方ないのかなぁ…
そう思って他の皆に助けを求めれば、
はぁ…とため息をはいて、
亜也「仕方なねぇな、俺が話そう」
会長が名乗りをあげてくれた。
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