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先程までの様子がまるで嘘かのように静まり返るこの会議室で、亜也はこれからの事を話始めた。
夕霧達の態度から、悪い話ではないと思ったんだろうな。
隊員の様子は、さきほどの生徒会のものよりは柔らかい。
しかし、
亜也「俺たちは、親衛隊を変えたいと思っている」
この言葉を言うと、途端にざわついた。
やっぱりそれは、どの親衛隊も同じみたいだな。
全て押し付けやがって…と亜也は右京に睨みをきかせた。
聞いたところ、右京の親衛隊はほとんどは基本的には温厚で、
一部が過激に最近の咲真に対して制裁を行ったりしていたのだ。
右京の親衛隊長だった風見は真白の親衛隊も結成し、
右京の親衛隊の半分以上が真白の親衛隊にも入ったという。
多分それも理由の一つなのだろう。
右京にキスをし、真白を殴った。
それは親衛隊にとって、
制裁を行う理由としては十分すぎたのだ。
亜也「最近の、茅野咲真についての行動が目に余るものであるのは俺たちも分かってる。」
ふっと目線を配ると、皆苦しそうな表情をしていた。
亜也「だから俺たちからお願いがある。俺たちの作戦にのってくれないか」
その苦しそうな顔なまま、こちらをじっと見つめる生徒たち。
さぁ、この作戦をのってくれるのか
ーーーーーーそれとものってくれないのか
亜也「生徒会は、生徒会親衛隊と風紀親衛隊、そしてこの夕霧の親衛隊に解散を命じる。」
続きの言葉は、余計親衛隊の者達を動揺させた。
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