学校改革なのです!

23/38
前へ
/300ページ
次へ
真白「へ…?僕ですか?」 急に名前を呼ばれ、皆の視線が真白に向かう。 オロオロとしながらも、真白は陽斗の隣にきた。 これからは、予定とか関係なく… 勝手に俺が皆に知ってほしいこと。 陽斗「真白くんはさ、どぉーして俺たちに親衛隊と話し合うように言ったのぉ?」 真白「え…」 突然の質問に、それも皆がいる前で。 それで、一瞬固まる真白だが、 真白がこの会議を提案してくれたと知った親衛隊は興味を持ち、じっと真白の返答を待った。 陽斗「ごめんね、ただ真白くんが願った事が……これからの学園を良くしていくよーな…そんな気がするから、聞きたいなぁ…」 微笑まれて、目線をずらすと、真剣な瞳で右京さんもこっちを見ていました。 そして、自然と回答が出てきます。 真白「皆さんが、変わることを…望んでいたように感じたから…です。」 みんなみんな、凄く良い笑顔を見せることができるのに、 どこか、悲しみとか、後悔とか… 真白「変わりたくても変われない…そう諦めているように思ったから。」 僕がこんなことを言う資格なんてなくて、 だけど、溢れた言葉は止まらない。 真白「親衛隊の皆さんだって、ただ大好きって感情を持ってるだけなのに、…かいちょとか右京さんも…とっても優しいのに、」 どうして、 真白「どうしてこんなにも悲しい気持ちがつくられるのだろうって…」 悲しくて、 真白「転校してきたくせに…僕が言う事でもないです…けど、皆で分かり合えれたらなぁ…っておもったから…です。」 言い終わると、 また泣き虫な僕は、涙を流してしまっていました。
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1422人が本棚に入れています
本棚に追加