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真白「へ…?僕ですか?」
急に名前を呼ばれ、皆の視線が真白に向かう。
オロオロとしながらも、真白は陽斗の隣にきた。
これからは、予定とか関係なく…
勝手に俺が皆に知ってほしいこと。
陽斗「真白くんはさ、どぉーして俺たちに親衛隊と話し合うように言ったのぉ?」
真白「え…」
突然の質問に、それも皆がいる前で。
それで、一瞬固まる真白だが、
真白がこの会議を提案してくれたと知った親衛隊は興味を持ち、じっと真白の返答を待った。
陽斗「ごめんね、ただ真白くんが願った事が……これからの学園を良くしていくよーな…そんな気がするから、聞きたいなぁ…」
微笑まれて、目線をずらすと、真剣な瞳で右京さんもこっちを見ていました。
そして、自然と回答が出てきます。
真白「皆さんが、変わることを…望んでいたように感じたから…です。」
みんなみんな、凄く良い笑顔を見せることができるのに、
どこか、悲しみとか、後悔とか…
真白「変わりたくても変われない…そう諦めているように思ったから。」
僕がこんなことを言う資格なんてなくて、
だけど、溢れた言葉は止まらない。
真白「親衛隊の皆さんだって、ただ大好きって感情を持ってるだけなのに、…かいちょとか右京さんも…とっても優しいのに、」
どうして、
真白「どうしてこんなにも悲しい気持ちがつくられるのだろうって…」
悲しくて、
真白「転校してきたくせに…僕が言う事でもないです…けど、皆で分かり合えれたらなぁ…っておもったから…です。」
言い終わると、
また泣き虫な僕は、涙を流してしまっていました。
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