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ぽつりと呟きながら陽斗の質問に答える真白に、
皆は聞き入った。
突然の質問、それは何を意味しているのだろう…そう考えてた親衛隊の者たちはその答えを真白の言葉から見つけた。
風見もそんな様子を、呆然と見つめた。
キラキラした方達の中にいる真白さま。
だけど、彼の考え方は…幼いかもしれないけど、
でも、確かにそこには優しさがあった。
生徒会や風紀の皆様、そして右京様が何故急にこのような事をすると言ったのか。
その答えが真白さまにあったのだ。
陽斗「ありがとぉ…真白くん。」
柔らかく微笑む陽斗さまのお顔も、
少し前までは偽ったように笑っていた。
生徒会の皆さんと風紀の皆様だって、ここまで協力してなかったと思う。
一番変わったのは…
この場にいることなんて考えられなかったお方。
右京さま。
陽斗「真白くんのおかげで気が付いたんだぁ。これからは、話し合って一緒に学園を良くしていきたいと思ってる。」
皆を変えてくださった真白さま。
そして素晴らしい方々がより素晴らしくなった。
これで僕ら親衛隊全員、
この方たちのお言葉に身を委ねることができる。
陽斗さまは、皆の心を1つにするためにこの質問をしたのだ。
そう、こないだ制裁を行っていた隊の者が涙を流しているのを見て思った。
陽斗「一緒に、計画を成功させよぉ」
「「「はいっっ!!!!」」」
僕らの気持ちは
1つになった。
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