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イライラした様子の右京。
そして、怒られて縮こまる真白。
紫桃「ほう…」
その場にいたメンバーは微かに驚きを見せた。
紫桃は声を出したが、彼のように面白がる面子もちらほら。
右京が苛ついているのは明らか真白が原因で、
それは、凛に撫でられて頬を緩めた行動に対してで。
これが嫉妬でなければ、何になるのだろう。
右京の真白に対しての態度は最初から他と違うものがあったが、その好意に強くなってるのがよく分かった。
右京「……ほら六條。まとめろ」
周りの皆の視線に気が付いたのか、ばつの悪そうな顔をして亜也に声をかけた。
亜也「なーに焦ってるんだ夕霧ぃー」
ニヤニヤしながら右京の反応を楽しむ亜也だが、
右京「…………」
亜也「……いって…!」
右京に輪ゴムを命中させられて渋々了承した。
亜也「じゃあ…明日は1日各々で過ごしてくれ。もう準備は完了した。」
わざと明日は空けておく。
それはそれぞれの気持ちの整理のため。
亜也「学校改革、絶対成功させるぞ。学校の代表として誇りをもって。」
皆の、表情が固くなる。
お互いの事を信じ、そしてその日は解散となった。
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