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そして次の日。
皆は各々でその日を過ごしていた。
陽斗「もー明日っていうのに他にも仕事があるなんてぇ…」
亜也「仕方ねえだろ。」
凛「ん…しかたない…」
宏臣「まぁ、色々考えずに済んだんじゃないですか?」
生徒会の面子は、明日とは関係ない仕事に追われ生徒会室に集まっていた。
宏臣「そういや、今日は真白くんは良いのですか?」
ふと、真白が居ないことを西京が疑問に持ち陽斗に尋ねた。
陽斗「んー…今日はね、ちゃんと気持ちを決めてほしいんだぁ…」
眉を下げて言う陽斗を見て、皆はそれから彼について考える。
彼。
突然現れ、あっという間に色んな事を起こした…
真白、彼のことだ。
亜也「あいつも変わったよな。」
凛「ん…まし…ろ、丸くな…た!」
宏臣「最初はちょっと棘がある様な子でしたね。」
美しい容姿の彼だったが、最初はなんともいえない様な感じだった。
陽斗「まー可愛いのは変わらないけどねぇ…心を開ききってない分、なんかちょっと掴めない性格だったよね。」
今じゃ、ただの可愛い性格の分かりやすい子だけどね。
ふふっとあの子の事を思い出して微笑めば、
亜也「まぁ…俺らも変わったな。」
会長が、そんなことを言い出した。
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