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紫桃「大した事は無い。ただ、今後どうなるか…渋谷に意見を聞きたかっただけだ。」
今後、どう物事が進んでいくのか。
生徒会の活躍、そして風紀との結束。
良い方向に物事が進んでいってるのは確かだった。
ただ、慎重な紫桃は同じく慎重派の渋谷に意見を求めていたのだった。
渋谷「今後、ですか。」
珠稀「えらい考え込んでるな。」
紫桃の返答に、渋谷もまた考え…そんな二人に珠稀は微笑をもらした。
珠稀「まぁ、分からんくは無いけどな。」
変わる制度、ポンポンと進む計画が成功する確証なんてモノは無い。
あるのは…
渋谷「皆さまなら、どの様な事になってもやってのけるのではないでしょうか。」
それぞれが持つ、信頼性の高い能力のみ。
軽はずみな事は言わない渋谷でさえ、彼らの能力を信じていた。
人を束ねる能力をもった亜也、
生徒会を上手く循環させている宏臣、
言葉の代わりに仕事で誠実さを表す凛、
様々な情報を持ち、人の心を見極める陽斗、
軽い様でよく物事を見ている珠稀、
厳格な態度で正しさへと導く朱里、
その絶対的な存在だけで人々を動かす右京、
そして……
突如現れた真白。
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