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右京「真白、ここはどうなるんだ?」
真白「えっと…これはですねっ…」
各自が明日について色々話している中、真白と右京の部屋ではプチ勉強会が開かれていた。
暫く学校を休み、授業に出て居なかった右京が真白に勉強を聞いているのだ。
真白「もう大丈夫なんでしょうか…?」
右京「ああ、もう大丈夫だ。ありがとな」
真白の頭に手を乗せ撫でると、気持ちのよさそうに頬を緩めた。
真白「右京さん、僕の頭なでなでするの好きですか?」
そして、その緩まった顔のまま真白は右京に尋ねる。
だって、右京さん僕の頭を最近なでなでしてくれるのです!
もしや…と思って尋ねてみると、
右京「ああ、そうだな」
そう言われたのです!!
嬉しいですね…なんか心がほわほわします。
真白「僕も右京さんに撫でられるの好きです」
そしてポロっとそう呟くように言うと、優しい表情でまた撫でて貰いました。
そのまま気持ち良くて、ふーなんて間抜けな声出していたら…
右京「明日、心配じゃないのか?」
右京さんが、そう聞いてきました。
明日、きっとまた色々始まってしまうからそういう風に言ったんだと思います。
また皆が悲しい気持ちに染まってしまうかもしれません。
もしかしたら、また咲真くんにあんな瞳をむけられてしまうかもしれません。
でも、何故か…心配なんて言葉は僕の頭の中をよぎる事は無かったんです。
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