作戦開始!

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「やっぱ真白様が補佐に入ったって話、本当だったんだね…!」 「何かあるのかな?」 クラスごとに列に並び始めた者達は真白を見て途端にざわつく。 当たり前だ。 最近の学園では、真白の噂で持ち切りだったのだ。 宏臣「凄いですね」 亜也「ああ、生徒がざわついているな」 宏臣と亜也は裏でもう一度段取りの確認を行っていたのが、騒がしい音に表に出てきた。 そして当の本人、真白へと視線を送るが… 陽斗、凛、真白の三人でわちゃわちゃしているようで、何も気が付いてない様子だ。 相変わらずだな…なんて笑みをこぼしたあと、 ステージ付近でどうしたらいいのか迷っている風見を見つける。 亜也「よく来てくれた。」 そしてステージに上がるように指示する。 勿論、それによって余計生徒たちがざわつく。 そろそろ全員集まるか… そう思った時、 咲真「なんでテスト終わったのに、こんな所来なくちゃなんないんだよ俺が!!」 藤咲「咲真、仕方ないよ。」 咲真たちが現れ、場をもっと騒がせた。 咲真「おい、親衛隊の奴だろ!なんで俺の道をふさいでるんだ!!」 クラスの元へと歩いていた咲真だったが、その短い距離でも親衛隊に強く当たっている。 それを、親衛隊アンチの者達が面白がり… 小柄なその親衛隊の隊士は泣きそうになりながら、じっと我慢した。 これは… 宏臣「止めましょう」 真白達もその場に行こうとする姿を見て、宏臣と亜也もお互いを見て頷いた。 その時ーーーーーーーーーー 右京「おい、お前の方こそ道塞いでんじゃねぇか」 親衛隊の隊士を庇うように、 右京が咲真の前に現れた。
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