1422人が本棚に入れています
本棚に追加
咲真「おお!右京!!俺に会いに来てくれたのか?だって俺たち恋人だもんな!!」
右京の姿を捉えた咲真は、嬉しそうに頬を染めた。
そんな咲真に嫌そうな表情をした後、
右京「お前らも、前を向いて静かにしたらどうだ?」
面白がっていた生徒に視線を向ける。
「はっ…はいっ…!!」
「ほらっ…!右京様が言ってんだから早く前向けよっ…」
すると、焦りながら…途端に周りは静かになった。
咲真「なあ右京!!」
ただ一人を除いて。
右京「お前も、早く自分のクラスに行け。」
右京はそんな咲真を気にする素振りを見せず、そのまま咲真の隣を過ぎ去った。
次にはカアアアっと怒りでなのか顔を真っ赤にした咲真が、右京の後姿を見る。
藤咲「さ…さくまっ」
咲真「俺をみろよっ…!見なくちゃいけないんだぞ!!」
そして大声でそう叫んだ時、
亜也「黙れ。今から生徒会総会を行う。今から喋った者はそれなりの罰を受けて貰うぞ」
亜也が、マイクで体育館に声を響かせた。
さすがに、こないだ停学になったからなのか…咲真は不機嫌そうな顔をしてそのままクラスへと戻っていった。
その様子に、ステージにいた者達は安堵する。
そして、亜也が宏臣に渡して…
宏臣「では改めて、生徒会総会を始めます」
生徒会総会が始まった。
最初のコメントを投稿しよう!