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公式親衛隊が親衛対象とちゃんと話し合った上で作られているという事、
生徒会が定めた規律に反した者が一人でも居た場合、親衛隊を解散させるという事。
その最初として、三大親衛隊をまず公式にしたという事。
次の生徒会総会までに新しく公式親衛隊を増やし、その情報を生徒全員にきちんと報告するという事。
公式親衛隊が今までとは違う。
そう、亜也は伝えた。
「なんか、公式親衛隊だったら…僕も入りたいかも」
「そうだよねっ…なんか、ちゃんとしてそうだし！」
その亜也の言葉によって、生徒が徐々に柔らかな表情へと変わっていく。
ただ、アンチ親衛隊の者達は納得のいかない様子だった。
それを見た亜也は、風見へと目を向ける。
こくんと真剣な顔で頷いた事を確認して、
亜也「親衛隊を代表して、夕霧右京親衛隊長風見に話してもらう。」
マイクを、風見へと渡した。
一気に好奇の眼差しが集まる。
こんなに注目が集まる事なんて無かった風見は、一瞬怯んでしまう。
でも……
僕が、頑張らなくちゃっ…
隣に優木くんもいてくれている。
親衛隊の皆だって信じて、僕に視線を向けてくれている。
風見は一回息を吸いこんで、
そして思いっきり……
深く頭を下げた。
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