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風見「本当に真白様に感謝です。」
陽斗が紫桃に話しかけている間、先程の事を思い出して風見はふふっと嬉しそうに笑みを浮かべた。
陽斗「何か嬉しいことでもあったぁ~?」
風見に気が付き、陽斗は尋ねる。
そして、風見の次の話に陽斗まで嬉しくて笑みを浮かべた。
風見「他の生徒の態度が変わって、優しくしてくれたり、前に親衛隊の者をいじめていた生徒が謝りに来てくれたり。さっきも、応援してる!って言われちゃいました。」
陽斗「そっかぁ…!良かったねぇ!」
風見「はいっ!」
着実に変わってる。
聞いてる限り、まだ親衛隊に反抗的な者はあの子以外居ない。
一気に、昨日の少しの時間で学校のほとんどが変わったのだ。
あとは、
紫桃「生徒の様子が良くなったのは良いことだが、報告がある。」
あの子だけだなぁ…そう思ってた矢先、委員長が本題に入ったようだ。
そっかぁ、委員長の本題まだきいてなかったなぁ…
陽斗「委員長の報告って…?」
そう聞くと、
紫桃「茅野のことだ。」
聞いたとき、やっぱりかって思った。
紫桃「生徒の態度が良くなる一方、茅野の態度は悪くなる一方だ。今日も一件、小さいことだが親衛隊員に喚き散らしていたと報告がある。」
風紀に少しでも報告がまわるようにクラスにいる風紀係に手伝ってもらっている。
風見「親衛隊員にはちゃんと相手にするなと伝えています。」
そして、親衛隊の者達には絶対茅野に反撃や反応を見せるなと言ってある。
これは、時間の問題になりそうだなぁ…
不満が積もって、彼はどうするのか。
爆発する瞬間が、最終作戦の始まりだった。
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