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咲真「……?なんだ?悠太」
藤咲「いや、」
ただ、とことん面白いな。そう思っただけだった。
購買への近道は中庭を通ること。
二人で中庭を通ろうとしていたとき、
咲真「悠太!何やってんだよ!!!」
芝生を歩いていたとき、何故かそう言われて…
強い力で、突き飛ばされた 。
倒れそうになって、踏ん張る。
どうにか倒れずに済んで、何事かと咲真を振り返ってみると、
藤咲「……そこに何かあるの?」
ちょうど、俺が通ろうとしていた所にしゃがみこんでいる咲真。
不思議に思って近付いてみると、
藤咲「……花?」
そこには小さな花が咲いていた。
咲真「俺は全てのものに愛されてるって、だからこの花も俺の友達なんだぞ。」
じっと、花を見つめ…
咲真「俺が守ってやったんだから、感謝しろよ」
そう言って、ふっと笑う彼に、
一瞬で、引き込まれた。
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藤咲「真白くんだって分かってるよね?ほんとは。」
彼が、ただ誰かの言葉を信じて、
その言葉のもとで自分を構成していること。
藤咲「何故か、もう…放っておくことなんて出来なくなっちゃたんだ。」
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