作戦開始!

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そして、運命の時間。 今までに無いくらい混乱に満ちている生徒達。 やっと学校を良い方向に進ませてくれた真白の、真実かも分からない噂が原因だ。 そして、その答えを求めて生徒達は…再び体育館に集まる。 その様子を見て、ステージ裏で集まっていた者達は顔を見合わせた。 緊張の顔持ち、それに… 真白「大丈夫ですよ。皆さんっ…!!」 心配してくれてる事は分かった。 皆さん、本当に心配性なんですからね!! 真白は、生徒会、親衛隊長たち、そして珠稀を見て、胸を張って見せる。 真白「僕にどーんっと任せてくださいっ!!」 本当は震えそうになる手を、必死に隠しながら… 精一杯笑って見せる。 それを分かったからか、仕方ない…みたいな表情で皆さんは頭をなでなでしてくれました。 優しい手。 嬉しくて、それでいて物足りなくて、 陽斗「右京と委員長、ちょっと後で来るって。ごめんねぇ…、連れてこれなくて…」 陽斗くんに気付かれてしまいましたけど、 僕が、あんなことを言ってしまったのが悪いから。 真白「大丈夫ですよっ…!」 そう言うことしか出来ません。 それに、実際あってしまうと… また辛くなってしまいます。 宏臣「もう、時間ですかね」 ふくかいちょが、そう言って… 皆の頭を撫でる手が離れました。 右京さんの事を考えて、ううっ…ってなってた気持ちを必死に振り払う。 自分の頬に手を当てて、気持ちを整えた。 大丈夫。 真白「じゃあ、行ってきますねっ…」 一歩、 最後のステージへと…歩みを進めた。
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