新 親衛隊。

8/8
前へ
/300ページ
次へ
真白「ご……ごめんなさい……!」 風見「渋谷くん……!ごめんねっ……」 話題から逸れていたことにワンコ二人は気付いてアワアワとするのだが、 右京・優木「………………」 おそらく、この二人は…… 紫桃「お前らは分かってやってたな」 ですよね紫桃さま……! 右京様も優木も思いっきり確信犯ですよね! 紫桃「はぁ……」 右京、優木、そしてキラキラと目を輝かせる渋谷に、紫桃はため息をついた。 なかなか厄介なメンバーで話していると思えば、 案の定、この様だ。 この状態で、全員をまとめる事が出来るのは…… 紫桃「柴田。親衛隊の新しい体制を早急に作らねばならない。何か案はあるか」 ただ一人だけだ。 その人物をじっと見ると、アワアワとするのをやめ、真面目な顔でんー……と考え始めた。 真白「2つの大きな隊ですから、どちらかが吸収される……となるとダメだと思うんです」 今まで自分達の隊に誇りを持ってきた人ほど、悲しい気持ちになってしまう。 真白「同盟……というのはどうですか?」 対等に、お互いの誇りを保ったまま 自由に活動が出来るように。 思い付いた案を口にすると、 紫桃「二人はどうだ?」 渋谷「それなら……」 風見「隊員たちも納得してくれると思います!」 嬉しそうに、皆は頷いた。 ーーーーーーーー そして、次の日掲示板より 風紀委員会親衛隊と夕霧右京親衛隊の隊長二人が、同盟を組んだ事を発表した。
/300ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1422人が本棚に入れています
本棚に追加