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真白「……………僕の名前は別に嫌いではないですよ?ただ単に主人公みたいな名前になりたかっただけです。」
ただそれだけで僕は、勝手に名前を交換したんです。
真白「………僕、自分の名前がコンプレックスなんですよ。一日だけでも咲真くんみたいな名前になってみたいな……なんて」
右京さん…こんな自分勝手な奴嫌いでしょうね……とか、
最悪殴られるんじゃないんだろうか……とか、
覚悟しながらそう考えていたんですけど、
右京「…………………どうでもいい。」
真白「………え……?」
右京「…………そんな嘘、聞きたくもない。」
右京さんが僕に突き付けたモノは、それよりも冷たいモノでした。
右京「……俺も勝手な事して悪かった。…………だが、これ以上お前と馴れ合う気にはなれない。」
右京さんが部屋を出ていくまで、僕は体が固まって動くことが出来なくて、
心が深くえぐられた様な感覚がしました。
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