僕、柴田です。

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『ましろ』 そう呼ぶあの人を、突き放す事は出来ません。 あの人は僕にとっても…大事な人だから。 だけど、それでも… 少し思ってしまった。 自由になりたい。 ましろという名では、自分が自分じゃなくなってしまう。 真白「……あの人の優しい笑顔を思い出して… 僕は、あの笑顔から解き放たれたいって…思ってしまったんです。」 全てを知っているふかちゃん。 そのふかちゃんは、何も言わず… ソファから立ち上がってゆっくりと僕に近づいてきました。 真白「ふかちゃ……」 名前を呼ぼうとした同時、ふかちゃんは僕をぎゅう…と抱き締めました。  
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