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カウンターを喰らった黒川
カウンターを喰らわせた獣人
ふたりは反動で床に着地をした
黒川は大きく背中を打ち、鼻からは血を流し、手を抑えた。
黒川「ッーーー!!」
宝城「だ・・・だだ大丈夫ですか!」
「ぐるるるるるぅ・・・!!」
まだ幼い威嚇をしている
黒川は部屋から退散する様に出ていった。
宝城「あぁ・・・・」
「がうううぅぅ・・・・!」
宝城は取り乱した心を抑えて前にかがむ様に座った。
宝城「ほら、大丈夫だから・・・ね?」
さっきとは打って変わってゆっくりと手を差し伸べる
その手に獣人は威嚇を続ける
宝城「怖いんだよね、分かるよ、何も分からないんだよね、分かるよ・・・・」
優しい瞳で獣人を見つめる
「ぅー・・・・ぅぅ・・・・」
獣人の声は徐々に威嚇が抑えられ、そしてゆっくりと何かを開く感じがした
その時だった
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