二章 チャイルドロック

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レイ「あら・・・?」 黒川「どうしたんだ・・・ってブッフォォ!!」 飲んでいたコーヒーを軽く吹く黒川 汚いモノでも見るように見つめるレイ 監視モニターに写っていたのは彼女、宝城だった 黒川「あいつ!危ないことを!誰だ勝手に許可したのは!!」 「私だよ、黒川」 レイ「!!」 黒川「ブェッフォォオ!!教授!!」 臣川(オミカワ) この研究所のトップであり指揮者 最高責任者である 結論:誰も逆らえません 黒川「いつの間に!失礼しました!」 座っていたレイも立ち上がり頭を下げる二人 臣川「いやいや、先ほど宝城君とすれ違ってな」 黒川「はぁ・・・し、しかし余りにも危険です、相手は凶暴で・・・」 臣川「それは君自身の主観的考えではないのかね?」 鋭い眼光で黒川を見る 黒川「っは・・・・」 臣川「今の彼の状態では解析などままならん、体力を消耗してあるいわ死にいたる、研究は出来んよ」 黒川「どうすれば」 臣川「任意にての解析だ」 黒川「お言葉ですが、奴に協力的な感情は・・・」 臣川「まだわからんのかね?」 といって、近くにある椅子に腰掛ける 臣川「心だよ」 レイ「心・・・」 臣川「期待しているよ宝城君、あのイバラの鎖綱、心をつなげられるかだ」
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