20人が本棚に入れています
本棚に追加
レイ「あら・・・?」
黒川「どうしたんだ・・・ってブッフォォ!!」
飲んでいたコーヒーを軽く吹く黒川
汚いモノでも見るように見つめるレイ
監視モニターに写っていたのは彼女、宝城だった
黒川「あいつ!危ないことを!誰だ勝手に許可したのは!!」
「私だよ、黒川」
レイ「!!」
黒川「ブェッフォォオ!!教授!!」
臣川(オミカワ)
この研究所のトップであり指揮者
最高責任者である
結論:誰も逆らえません
黒川「いつの間に!失礼しました!」
座っていたレイも立ち上がり頭を下げる二人
臣川「いやいや、先ほど宝城君とすれ違ってな」
黒川「はぁ・・・し、しかし余りにも危険です、相手は凶暴で・・・」
臣川「それは君自身の主観的考えではないのかね?」
鋭い眼光で黒川を見る
黒川「っは・・・・」
臣川「今の彼の状態では解析などままならん、体力を消耗してあるいわ死にいたる、研究は出来んよ」
黒川「どうすれば」
臣川「任意にての解析だ」
黒川「お言葉ですが、奴に協力的な感情は・・・」
臣川「まだわからんのかね?」
といって、近くにある椅子に腰掛ける
臣川「心だよ」
レイ「心・・・」
臣川「期待しているよ宝城君、あのイバラの鎖綱、心をつなげられるかだ」
最初のコメントを投稿しよう!