二章 チャイルドロック

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宝城「・・・・ふー・・・」 室内の扉を閉め、檻を見ると、奥の闇に光る青い目がこちらを見ていた。 幼い声でうめき声をあげる 彼女が動くに連れて、青い目もそれを追う 宝城「あの・・・これ・・・」 そっと檻に何かを入れようとしたときだった ガシャァン!! 目の前に待っていたかの様に獣人が襲いかかった。 しかし檻が妨げ、それ以上はいけない あまりの驚きに尻餅をつき、怯える宝城 さっきの事は覚えていない様に宝城を敵意する 当たり前だ、酷いことをされたんだからと心に言う宝城 宝城「大丈夫・・・大丈夫だから」 ぐあぁう!! 強い声と共に檻を叩く獣人 檻の柱の間に手をだし 宝城を爪でひっかく様に空振りをつづける 宝城「ごめんね・・・・ひどいことしたもんね・・・・ごめんね・・・・」 レイ「あの様子では・・・」 黒川「っふん」 臣川「よいではないかゆっくりと・・・・」 臣川は立ち上がり、部屋の出口へと向かった 臣川「彼女が手を上げるまで、お主らは手出し無用だ」 そういって部屋をあとにし、部屋にあった威圧の空気が一気彼らにとって晴れた様だった 黒川「っーえらく宝城君をお気に入りの様だ」 レイ「あら?嫌いなの?」 黒川「いいや、ただ・・・・」 モニターを睨んだ 黒川「ああいう善人ヅラが・・・・ね・・・・」
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