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◆
目覚めた時
部屋は真っ暗で。
自分がいる場所がどこなのか
一瞬わからなかった。
けれど目の前に
安らかな表情で眠る
温人さんがいることに気付いて
そっとため息をこぼした。
深い安堵
そして後悔。
彼の使う特注の香水
ガレンドの香り。
このベッドはいつもの
ブルガリが香るホテルのものじゃない。
ここは、
温人さんの寝室だ。
ここは彼の
プライベートの空間だ。
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