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心配そうに
顔をのぞきこまれ
彼の官能的な
香水と煙草の香りを
感じた瞬間
私は目の前の唇に
噛みついていた。
我ながら余裕がないとは思う。
でもそれどころじゃなかった。
「は、ん……」
性急に舌を差しこむ。
苦みはすぐに
気にならなくなる。
最初驚いたように
固まっていた温人さんも
私の頭に手を添えて
同じだけ激しく応えてくれた。
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