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めりめりと
割り開かれる痛み。
けれど身体は不思議なもので
異物をすぐに受け入れて
痛みを霧散させ
得も言われぬ快感へとすり替える。
「あ、あ……温人さ……っ」
「いいよ。好きに動きなさい」
許可が下りて
私は真っ白な頭で
ただひたすら
彼を貪った。
揺れるマセラティ
曇るフロントガラス
立ちこめる官能の香り。
シートが汚れるのもいとわず
私をゆるしてくれる人。
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