第1話

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駅からの通学路を、俺達は手を繋いで歩く。 そんな姿を、同じ通学路を通る、恐らく同級生と保護者達。 みんな、俺達をチラリと見ては、視線を前に戻す。 女子2人組なんかは、 横目でチラ見しながら、コソコソ話。 そんなのいつもの事なんだけどさ、 「司、ごめんね」 謝らないで欲しい。 俺が決めた事だから。 とはいえ、聖美と同じ高校に入学することになったのは偶然だった。 「気にすんなって言ってんだろ」
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