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クラスに入った瞬間、一瞬視線が俺に集まった。
きっと、通学路で見てた奴ら。
黒板に貼ってある席順を確認して、席につく。
その瞬間、前の席の奴が振り向いて
「彼女と別になっちゃったんだ?」
俺に話しかけてきた。
前の席の奴は、椅子を跨いで俺の方へ向き直した。
「朝の、彼女だろ?いいよな、彼女と同じ学校。俺の彼女は女子校行っちゃってさ、同じ中学の奴も仲良い奴居ないし」
「・・・」
「とりあえず席も前後だし、友達になってよ」
「いいよ」
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