第1話

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クラスに入った瞬間、一瞬視線が俺に集まった。 きっと、通学路で見てた奴ら。 黒板に貼ってある席順を確認して、席につく。 その瞬間、前の席の奴が振り向いて 「彼女と別になっちゃったんだ?」 俺に話しかけてきた。 前の席の奴は、椅子を跨いで俺の方へ向き直した。 「朝の、彼女だろ?いいよな、彼女と同じ学校。俺の彼女は女子校行っちゃってさ、同じ中学の奴も仲良い奴居ないし」 「・・・」 「とりあえず席も前後だし、友達になってよ」 「いいよ」
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