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イレヴンとアヤ、再び。
イレヴンは、放課後運動場を見ながら黄昏ていた。
「夕日が綺麗だな・・」ボソッ
ちくしょー!なんだよ、なんだよ、世間はみんな幸せそうな顔しやがって。
憎らしい。
アヤ、クリスマスには愛らしいこと言ってたくせに
冷たくねえか?マンネリなのか、マンネリに飽きたのか?
いや、ちょっと待て、まだ付き合ってなかったわ。
俺も言いたい気持ちはあるんだけど、タイミングがな~。
大体、俺とアヤの親もどうなんだ?本当に俺を幸せにしてやろう、って気持ちはあるのか?
(※ここでいう親は、3710とha-ruです笑)
俺の親なんてクソ忙しそうで、俺放置プレイ気味なんだけどwww3710大丈夫か?(真顔
アヤの親も、いつもほわほわした内容描きやがって、いつ核心に迫るんだよ?!
アヤが全然嫁に来てくんねえじゃねーか!!!
実家帰っちゃいそうなんですけど?!!
もう、泣いていいですか・・・。
シクシクシクシク
「何泣いてるんですか?」
バッと後ろを振り返るとアヤが居た。
「ア・・ヤ?
はっ////」泣き顔を見られたことが恥ずかしくて、イレヴンは両手で顔を覆った。
「もうバッチリ見ました。遅いです。」
「な、なんだよ突然!///入ってくる時はノックしろってサトウ先生が・・!」
「どこに扉があるって言うんです?馬鹿ですか。」
「動揺してんだよ!ほっとっけよ。」
「まさか先輩、チョコ貰えなかったぐらいで泣いてるんじゃないですよね?」
「フン、そうだったらどうする?」ブス~
頬を膨らませ、口を尖らせ、明らかに拗ねた顔をするイレヴン。
「・・全く、しょうがない人ですね。
ハイ、どうぞ。」
トスッ。
アヤは、イレヴンの膨れた頬に、長方形の包装された箱を押し付けた。
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