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「え?まさかコレ・・」
「チョコです。欲しいんでしょ?」
「い、いや待てよ・・、欲しいとは言ったが、これはお前・・
女の子から貰ったチョコだろ?そんな物貰ったって、嬉しいわけ・・。」
「そんな失礼なことはしません。
正真正銘、私が用意したチョコです。」
「は?だってアヤ、昼に聞いたら持ってないって!」
「・・・チッ。察して下さいよ。
父以外に渡すのが初めてで、照れ臭かっただけです///
要らないなら捨てて下さい。じゃっ!」
「待って!」
足早に去ろうとするアヤの手を引っ張り、引き留めた。
「待ってよ、アヤ。いつも言い逃げばっかでズルいよ。
お礼ぐらい言わせて、
めっちゃ嬉しい!!ありがとう//////」ハグッ
「ちょっと、首絞めないでください///苦しい!」
「アヤ、俺は信じてたよ////」ぎゅ~
「ハイハイ。この世の終わりみたいな顔してましたけどね。」
「いや、終わり良ければすべて良し!!!
ところでこれって手作りなの?」
「そう見えますか?昨日スーパーのセールで置いてあったものですが。」
「だよね~!俺も実は見た気がしたんだ・・。」
「手作りが良かったとか贅沢言わないで下さいね。」
(料理苦手なんだね、、アヤ。)不憫
「何か誤解されてる気がします。不愉快です。」
「まあまあまあ。花嫁修業手伝ってやるから、なっ♪」
「馬鹿なこと言ってないで、帰りますよ。」
「おう!////」
後日談。
イレヴンの家では・・・
「兄ちゃん、神棚に何飾ってんだ?」
「チョコだ。」
「神様ってチョコ好きなのか?」
「知らん。」
「・・あれ、食っていい?」
「食ったら飯抜き!!」
「ふ~ん。」
神棚にチョコをお供えする光景が見られたそうだ。
end
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