第1話

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「・・・本当に、こえーよな。春野のやつ」 「なんか、無表情だし、いつも怒ってるみたいだよな」 放課後、教室の施錠をしようと 教室に行くと、そんな話声が聞えた ・・・俺のクラスの中村と坂下か・・・ 担任をしているから、声だけでわかる。 「俺らの名前とか絶対覚えてないぜ。」 「呼ばれたことねーもんな」 ・・・覚えていないわけがないだろう。 もう新しいクラスになって4か月はたとうとしているんだから 俺は、ため息をついて 気まずさいっぱいのままクラスに入る。
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