身近な君へのホワイトデー

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俺、クビになるかもな… 家に1人落ち込んでいた。 そんな時、美奈がやって来た。 『生きてる?』 「なんとか…」 『なら良かった…』 隣で笑ってくれる。 それがどれだけ嬉しい事か… 「無茶して…バカみたい。 でも… ありがとう。」 『ありがとじゃないんや…』 「うん。 今日は特別。 だって、あんな熱い洋見たことなかったから…」 『うん。ありがとう。』 なんか、美奈にそう言われた途端… 泣けてきた。 大人になってからなく事なんてなかったのに、1日に2回も泣いてしまった。 男の癖に… 昼間は悔し涙。 そして今は、悔しいようでも嬉しいようなよく分からない涙… 「頑張れぇ!健ちゃん!」 『ほんば誰?』 泣きながら、笑いながら、噛みながら… 美奈…感謝です。 「ミサ、俺頑張るから…」 『誰やねん!』 そう言って、2人目線を合わせて笑い合う。 そして… 徐々に近付く2人… ついに… ついに… 10cm 9cm 8cm 7cm 6cm 5cm 4cm ……
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