身近な君へのホワイトデー

6/38
前へ
/38ページ
次へ
チョコを家でひたすら見つめる。 たぶんもうすぐ視線でチョコが溶け出すってぐらい。 どうしようか… 今の俺たちは美奈にとって男女の関係なんて意識もしない程友達をやっている。 勝手に俺の家に上がりこんでは、呑むだけ呑んで俺のベッドで寝てしまうぐらい。 俺が襲っても、そんな可愛い顔して寝てるお前が悪いと言いたくなる。 寝てる時の表情はいつもとても優しい顔。 起きてる時にしてくれたらいいのに… ふと思った… 美奈が見つけようが見つけまいが、食べずに置いておこうと… といっても、大事にテレビ台に飾ってしまったし、絶対見つけるわ… 美奈、どんな反応するやろ。 そこが俺の頑張り時やな。 月曜日から残業付き合わせてやろ… そしたら絶対俺の家に泊まりにくる。 どっから探してきたのか、鍵付きの収納BOXには下着も含め何から何まで入っている。 泊まりに来たら、その時こそ男を意識させてやる!
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加