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??「おはよう敦子」
そこに来たのは小柄の少女。敦子をもっとも理解し親身に接してくれた少女だ。
敦子「おはよう美海」
名前は【天城 美海】。このクラスの学級委員を務めている。
優子「今日一時間目から数学だって言うからダルいんだよね」
陽菜「優ちゃん頭いいから大丈夫でしょ?」
美海「その頭の良さちょっとよこせよ~」
優子「美海はビックリするぐらい頭悪いもんね」
美海「おいちょっとストレートに言い過ぎだろ~!?もうちょっとオブラートに包んで」
優子の発言に動揺した美海は否定できない様子だった。
敦子「大丈夫美海、私と陽菜もどっこいだから」
美海「笑って言うことか!危機感持たなきゃ」
敦子のフォロー、あまりのマイペースっぷりに美海も突っ込みをかました。
斗真「うるさいな~。廊下まで聞こえんぞ」
通りすぎ間際、斗真が美海の頭を軽く小突いた。
美海「なんでそうやって直ぐ叩くかな!頭バカになるやろが!!」
斗真「脳に刺激やってちょっとでも頭よくしてやってんだよ」
美海「脳細胞たくさんお亡くなりになりました!!」
斗真と美海の言い合い。いつもの恒例行事だ。
敦子「………」
そしてその二人に昔の自分と幼馴染みの少年がダブって見えてしまった。
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