第1話

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純平の死因は焼死。デパートの火事に巻き込まれ、元々正義感の強かった彼は逃げ遅れた避難者の誘導に専念した。 中にいた純平やそれ以外の誘導者のお陰で重軽傷者は出ても死者が出るのは免れたかに思えた。 しかし最後に自分が避難しようとした際に天井の陥落があり非常口を絶たれ一人取り残されてしまった。 遺体は見つからず、焼け焦げたとされこの一件唯一の死亡者となってしまった。 敦子「会いに来たくて来てるのに……ここに来るといつも辛くなる…やっぱり純平が居なくてさびしいよ」 純平の存在は敦子の希望。 それを失った敦子は悲観的になっているものの人前は勿論、この場所でも涙は見せなかった。 それは天から見守ってくれてる純平を心配させないため。
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