夜の森

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 カイがそう思ったのも束の間、あの声は再び聞こえて来た。 「誰? 誰?」  カイは、恐ろしくなって走り出した。  先の見えない暗い道を、泣き叫びながら走っていた。   誰?   誰?   誰?   誰? 
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