active.1

7/13
前へ
/36ページ
次へ
「で、どうするんですか?」 だから、入るつもりないって言ってるじゃないか。 まぁ、これもチキンな俺としては言えるわけもない。 それに断ったら、マジで刺されそうなんだけど。 嫌だよ?この年で死ぬの。 「どうなんですか?」 「ひぃ!入る!入ります!入らせてください!!」 校舎に響き渡ったんじゃなかろうか。 あっさりと解放された俺。 少し困ったような笑顔を浮かべた瓶李先輩。 その顔すらも美しすぎます。 「ありがとう。じゃあ、さっそく部室に来て。部員に紹介するわ」 「………はい」 蟹村先輩が怖すぎて断れず、トボトボと二人の後ろを着いていく。 着いたのは、人気の来なさそうな部屋。 まぁ、探偵部っていうぐらいだし、依頼人のプライバシーを尊重してるのかな。 気乗りしない俺とは裏腹に、二人は何事もなかったかのように部室のドアを開けた。 中は広い。 空き教室を使ってるとは思えないほど、綺麗に整頓されている。 部屋の隅にあるドアは、隣の準備室と繋がっているらしい。 それから、一番重要なのは中にいる部員が全員美少女ということだ。 彼女いない歴=年齢な俺には眩しすぎるぜ。 .
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加