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何の変化も刺激もない日常の中で。
レンに誘われたことはドラマチックな出来事。
酔っ払って緊張も緩み、若くて美しい男を前にして、私はただ本当に楽しかった。
「嬉しいよ。ダメ元で渡したメモがこんな展開になって」
「私も今はすっごく楽しい! 何でだろうね、アハハ」
「志保子さん、もっと飲んで飲んで! 今日はめいっぱい楽しもうぜ」
「レン君は明日も仕事? こんなに遅くまで平気なの?」
「出勤は夜だから楽勝。今は志保子のための時間だよ。あっ、大人の女性を呼び捨てしちゃった」
「呼び捨てでいいのよ。呼び捨ての方がいいー!」
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