志保子(しほこ)の悩み

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深い内容など何もない会話。 酔っ払いの戯言。 それでも、こんなに気分が高揚したのは久しぶりだった。 居酒屋を出たのは午前3時過ぎ。 私はレンに肩を抱かれながら、ふらつく足取りで新宿歌舞伎町のラブホテル街を歩いた。 そして。 少しも抵抗することなく、ホテルへ足を入れた。 それがレンとの始まり。 私とレンは呆気なく男女の関係を持った。 その日以来、レンは気の向いた時だけ私の部屋を訪れる。
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