志保子(しほこ)の悩み

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あの日。 電話をかけてきたレンに、友人と会っていることを伝えると、レンは合流したがった。 たまたま暇を持て余していたのか。 それとも私の女友達に興味を持ったのか。 レンの気持ちは分からなかったが、私は彼を呼んだ。 私たちは直哉のレストランから気さくなカラオケボックスに場所を変え、三人で盛り上がった。 純とレンは初対面とは思えないほど、楽しげに打ち解けていた。 もっともレンは女性慣れしていて、すぐに誰とでも仲良くなるのだが……。 カラオケボックスで夜11時頃まで、飲んで歌って話し込んで。 気づくと3時間があっという間に過ぎ去っていた。
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