志保子の覚悟

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夏実たちと三人で話した日曜から、この二日間の私は仕事どころじゃなかった。 「体調でも悪いのか? それとも新人と一緒にやり直すか?」 何度もミスをして、上司にそんな嫌味も言われた。 このままじゃ自分がダメになる。 私は焦りを感じながら、レンをきっぱり諦めればいいのだと思う。 レンに見切りさえつければ、純のことだって気にならない筈……。 いや、そうじゃない。そう単純にはいかない。 純が私に言ったことと、レンの話は食い違っている。 その点もハッキリしないまま、忘れられる訳がない。
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