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「今日から俺は志保子だけだよ」
私の髪を撫でながら、レンは甘い声で言う。
私たちはベッドの中で毛布に包まった。
甘い言葉や温もりに吸い寄せられ、私はレンの胸に頭をくっつける。
肌を合わせてしまうと、理性や思考は飛んでいった。
聞きたいことや話したいことは、まだまだあったのに。
だけど……。
レンと会う前に考えていたことが、段々どうでもよくなっていく。
目を閉じた私は、触れ合う感覚だけに支配されていた。
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