その後の日々 ~夏実~-2

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隆一が二つのティーカップを食卓に置いた。 「ありがとう。いただきます」 「で、どうしたの? 突然来るなんて何かあった?」 正面に座った隆一が、心配そうに私を見つめた。 私は俯いて答える。 「ううん。特に何かあった訳じゃないんだけど……」 純の話はしたくなかった。 わざわざ純の職場まで行ったなんて、今は言いたくなかった。
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