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美弥が笑いながら、二人の会話に入り込む。
「夏実も志保子も考え過ぎだよー。離れたくない人と付き合ってるんだから、それでいいじゃない! 難しく考え過ぎ」
美弥はケラケラと笑い、夏実がムッとした顔で言い返す。
「だから私も志保子も、不安に縛られたらダメって結論は出したわよ! 不安はあるけど前に進もう、って共感してるの!」
「ハイハイ。単純な私が悪いみたいね」
美弥は肩をすくめ、私に顔を向けた。
「夏実と志保子の状況は分かった! で、純は今どんな生活なの? 純の話が聞きたい」
私は三人に見つめられ、時間を稼ぐようにコーヒーを飲む。
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