第1話

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チョコちゃんは小さくて、 すぐに僕の鼻先に自分の鼻先を付けて、 クウーン… って鳴いた。 僕はもう… ハートを鷲掴みされてしまって、 なにも返せなかったんだ。 あのとき、チャコちゃんは、 よろしくね? って言ってくれたのに、 僕はドキドキしてなにも言えなかったなんて… 男としてどうなの? そして… チャコちゃんが一歳になったとき。 チャコちゃんと僕のゲージが繋がれたんだ。 チャコちゃんのおうちに僕が入ってもいいって! チャコちゃんは僕に寄り添うように眠ってくれて… 幸せだったな… お散歩にはお母さんと雅ちゃんと二人で行ってくれた。 雅ちゃんの手をお母さんが握って、 リードをもう片方の手で持って。 楽しかった。 楽しみだった。 みんなでお散歩に行くのが。 そしてね… さらにね… 幸せなことが起きたんだ! なんと! チョコちゃんに赤ちゃんが産まれた! image=481029983.jpg
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