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日本の小さな街黒目河(くろめが)市に化け物が突如出現した。化け物達は無抵抗な街の人達を虐待していくのであった。
其処に2人の男女が旧い工場に逃げこむ。
「何なんだよ!彼奴ら!いきなり俺たちを襲いやがって!」
「竜介、そんな大声で叫んだら奴等が来るよ!」
「未来(みく)は何をびびってんだ?俺は彼奴らの事なんか一ミリも恐くなんかねーぞ!」
竜介は意地を張りながら未来にそう言うが内心では恐怖と死が混じり合って体に震えが走る。
「何、格好付けてるのよ!竜介!」
2人が争っていると建物内で爆発が起きる。
「「うわっ!!キャッ!」」
二人は外に追い出されて辺りを見渡す。すると目に写り出された風景は地獄絵その物だった.....。生きている物は......この二人だけであろう。その風景を辺りにした竜介と言う少年は悔し涙を流し叫ぶ。
「うおおぁぁぁぁぁ!!!!そんな!そんな!俺達の街が!学校が!そんな、嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!」
「竜介!落ち着いて!」
「落ち着いていられるかよ!ばか!」
二人が又口喧嘩で争っていると先程街の人達を無様に殺した化け物が二人の目の前に現れる。
「あら~害虫が二匹潜んでいる~わ、私達が始末するしか無い様ね~」
「そうですわね~姉上」
「「ふふふ」」
化け物は二人を見て不気味な微笑みをする。"害虫"と言う言葉に切れたのか竜介は拳を強く握りしめて化け物二人に殴りかかる。
「おら!誰が害虫だ!お前らの方が害虫だよ!ゴキブリ見たいな恰好しやがって!殺虫剤でぶち殺したるか!アホんだら」
竜介は攻撃をするがすんなりと避けられてしまう。
「そんな大振りなんて当りませんよ~」
「つーかあたいらをあんな奴らと一緒にしないでくれる?まあ、確かに生命力は桁違いに治るの早いけどさ....」
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