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「少しは信じる気になったか?」
「こんなの見せられちゃな……」
衝撃的過ぎてまだ理解が追い付かないけど今のが魔法なのだろう。 隼人が土属性だから石を出したんだよな……。 本当に無から有を創造してしまった。
「まぁ今日は疲れただろうし、また明日いろいろ説明してやるよ」
時計を見たらまだ8時を過ぎたばかりだが確かに疲れてる。 明日に備えて今は休もう。 というか時間の概念は同じなのか。
隼人に案内された部屋は机とベッドが置いてあるだけの殺風景な部屋だが1人で使うには十分な広さだ。
「あとこれ。 授業で使う教科書だけど魔法についての基本的な事が書かれてるから暇なら読んどけ」
「おお、サンキューな」
ここまで気遣ってくれるなんてやっぱりいい奴だ。 ツンデレっぽく渡してくれてたら多分惚れてた。
表紙には校長室の前で見たアルファベットのような文字が書かれてある。 パラパラと数ページめくると挿し絵も多くて大変分かりやすく……分かりやすく……。
「も、文字が読めねぇ……」
「はぁ!?」
咄嗟に反応する隼人くん、オレも同じ気持ちです。
日本語なのに何で文字は違うんだよ……。 変な所で都合悪すぎだろ……。
「理解できねぇ……」
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