しかし実力が足りない!

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ー 「ごめんなさい……」 いく宛もないのでとりあえずオレたちのユニットに招いた。 ようやく落ち着いたのか金髪少女の口から謝罪の言葉が出た。 「遥は相変わらず直ぐ泣くよな」 「だって隼人くん怖かったし……」 ……いやいやちょっとまて。 「お前ら知り合いだったの?」 「知り合いというかまぁただの幼なじみだ」 「流石のあたしでも初対面の人にあんな注意しないわよ」 少し引かれ気味に言われた。 なんでオレが被害受けてるの? 「こいつは神代 遥(カミシロ ハルカ)だ」 隼人がとてもシンプルな紹介をしてくれた。 もうちょいなんかあるだろ。 「遥でいいわ、えーっと……」 「あぁ、七辻光です。 オレも光でいいよ」 結局オレもシンプルな自己紹介をし、ようやくお互いを認識できた。 遥は肩甲骨辺りまで伸びた綺麗な金髪をしてて、エメラルドグリーンの瞳からは活発さが伺える。 隼人と並んだら絵になりそうだな。 「……で、この子はどうすんの?」 オレが本題へと戻す。 3人の視線は何故かついて来ちゃったピンクの女の子へと向けられる。 その子は急に向けられた視線に驚き、あたふたし始めた。 「お名前言えるかな? お家わかる?」 遥がなるべく優しく話しかける。 遥も隼人同様、面倒見が良いらしい。
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