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「それほど広くないな」
「そうだな。八畳くらいだな」
「あっちから敵は来るんだろ?」
「そうだ」
俺は振り返り正面を指差した。
「なら、ここに待機して撃退しようぜ」
「そうだな。
ここで倒せばみんなが危なくないな」
「おう!
あ!王!早く説明!」
『じゃあ始めるぞー』
俺と和明は部屋を歩きながら、辺りを見ていた。
『まず、ポイントからだ。
ボスゴブリンが一体。ゴブリンを二体。
合計240ポイントだ』
「240か~」
「意外と少ないな……」
和明が落ち込んでいるように見える。
あんなに戦ったのだから当たり前か。
途中からしか見てないが、大分苦労したように見えた。
労力に報酬があっていないのだろう。
まあ、俺は満足だ。
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