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自分の目的の為なら手段を選ばない。
甘えた声も出す。
彼も人気だったように。
「…ってか~東くん本当にしゃべらないよね~」
「緊張してるんじゃない~?」
ぐるぐる…、頭に響く。
――無理だ…。
「っごめん三人とも…僕用があるから先に行くね。愁も…また後でね」
慌てて何か愁が言う前にその場を去る。
ごめんね愁…。
僕の癖…まだ直ってないんだ。
自分を守るために逃げるの。
嫌いなものがあったら避けるでしょう?
それが僕だから。
あの二人には僕が感じ悪く見えたかな…。
"僕といることで愁が嫌な思いをするなら、僕から離れて"ね…。
それが最初に言ったこと。
ごめんね…僕の癖はまだ直りそうにないんだ。
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