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「――え…?いま…な、ん…て……」
「聞こえなかった?邪魔だから消えてって言ったんだけど」
容姿端麗で幼馴染みの彼は何時も通りの笑みでそう言った。
「なっ…なんで?」
戸惑う僕に彼は首を傾げながら。
「なんで…?それって、理由いる?」
吟うように。
とても残酷に。
僕を、突き放した…。
―――寒い寒い冬の、雪が降り積もる日だった――
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