time3

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地面に座り込むように崩れ落ち、愁もそれに合わせてしゃがむ。 僕の過呼吸は…精神的にくるものだと医者が言ってた。 「大丈夫か…?良かった、間に合って…」 ―――あれ? 「愁…?何でここに…」 あの女の子達といたんじゃないの…? 何でここにいるの? 「いや…お前返信くれないし…、なんか珍しく走っていったのが見えたっていうか…」 心配だから追い掛けてきた、と言った。 「ご、ごめん…」 「いんや、いいよ。過呼吸っていつ以来だっけな…何かあったのか?」 …愁にあまり心配かけたくない。 だって愁は愁の時間があるんだもん。 僕だけが愁の時間をとるなんてダメだから。 「―――…ううん…何でもないの。心配かけてごめんね。それから…ありがとう」 「……走ったのは?」 鋭い…、でも答えられない。 僕も彼がここにいるなんて認めたくない。 黙っていると愁はゆっくりと口を開く。 「…お前が言いたくないなら言わなくていいから、でも…お前が限界になった時はオレを頼って?」 そう言う愁に静かに微笑んだ。 .
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