第1話

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「はーやーと君」 …… 「おやぁ?二階堂隼人君はご機嫌斜めなのかな?」 …………シバいてやろうか…… 「フルネームで呼ぶな白銀」 こいつの名前は白銀拓哉(しろがねたくや)超天才で超天災である。居るだけで被害を被る。どういう感じかと言うと 「おい、白銀拓哉」 「んあ?なんだお前ら?」 「ちょっと面貸してくんねーかなー」 「ちょっとで良いからさー」 てな感じに瞬く間に不良に絡まれる。他にも一緒に居るだけで竜巻に巻き込まれたり、事故った車が突進してきたり、隣に居るだけで不良に見られたり、いや最後はその通りか… 「やーだよ。面倒臭い。僕はねぇ、隣の隼人君と話をする大切な義務があるんだ。ねー隼人君」 義務って何だよ。仕事見たいに言いやがって 「どんな義務だ。そして、君付けもやめろ」 「あぁ!?揃いも揃ってなめ腐りやがって」 「えー、舐めたくないなー。汚いし」 終わったな……… 「くたばりやがれ!」 不良が拳を振り上げた瞬間、白銀は既に動いていた。 ドン!ドン!ドン!という。鈍い音が鳴り響くと同時に奴等3人は地に伏せていた。 これが奴が天才と言われる由縁の1つである。 こいつは、体術、機械技術、魔法技術、勉学に置いて全てがトップクラス、まぁ俺と同じく授業を屋上でさぼっているので授業態度は優秀と言えんがな。 「いやぁ、くだらない事に時間を使っちゃったねー」 だったら、火に油を注ぐようなことをしないでくれ。 「早く行くぞ。」 「おーいちょっと待ってくれよー」 俺が歩くと奴も小走りで俺の事を追ってくる。 そんな日常を繰り返しにうんざりしながら学校に付きHRを待っているとある奴が話し掛けてきた。 「あんた、今日こそは授業を受けるわよね」 瀬戸 雫(せとしずく)俺の幼馴染み。世話焼きで攻撃的な少女だ。因みに16歳、俺と白銀と同じ年齢だ。髪はツインテールで髪が腰まで伸びている。かなりの美少女だと思うが、攻撃的な性格が幸いしてるのか、コクられた話を一切の聞かない。 「いやぁ、面倒だからHR終わったら屋上で寝てるよ。」 この学校はHRと試験でそれなりの点数を採れば出席日数は関係ない。白銀はテストの点数全てが100点等という。超天才ぷりを発揮しているから問題はない。俺は行って98とか95とか、少なくとも90前後である。なので問題が無いと言える。
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